2012年6月23日土曜日

AKB48- ブッドウ_3

第3話を貼ります。
第1部『プロローグ』はこれで終了です。
本当は、歓喜天(松井J)・弁財天(松井R)・韋駄天(指原)の絡みを3話の最後に付けて終わろうと思っていたのですが、色々あったのでストーリ変更を考えていたら、上手くいかなかったので第2部で書こうと思い、とりあえずここで ひとまとめにしました。


第3話:「神七人」
3-1
大日如来(高み):「いや いや いや いや いゃーーー! んーー今日もいい天気だゎー」
梵天(板野)    :「何言ってんの大日、この天界は未来永劫、天気と言うより時空間を含め全て変わり無い事くらいあな
            たも知ってるでしょ!」
大日如来(高み):「いやーだから気分だけでも変えてみようかと思ったんだけど、やっぱりそこ突っ込んで来る?」
梵天(板野)    :「気分だけって、ハァーー」
大日如来(高み):「変化が無いと言うことは、この世が安泰の証拠、それは我々にとって非常に嬉しいことで下界の多く
            の人々が信仰してくれている証だからね、んー最高!」
梵天(板野)    :「確かに安心してここで長い間暮らせているからね」
大日如来(高み):「アレは八千年前だったっけ、阿修羅王(梅田)が帝釈天(宮澤)に戦いを挑んだのは、あの時は須
                      弥山の門番の四天王を破ってあわや須弥山を奪われるかと思ったけど、十二神将(SKE48)や二十八
                      部衆(NMB48)の助けもあって何とか阿修羅王を打ち負かせたんだよね」
梵天(板野)    :「そう、あれはマジでやばかったよねー、帝釈天に須弥山を任せたのは私だから負けたらどうしようか
           と思って、イタノ!」
大日如来(高み):「まぁそれから阿修羅王がアンダーになってくれたから、平穏な日々が続いてる訳だし、こうやって美
           味しいカツ丼を毎日食べれる事に感謝しないといけないねぇ」
梵天(板野)    :「そこ、スルー?? でっ、大日あなた、毎日下界に降りてお供え物のカツ丼食べて イタノ?」
大日如来(高み):「一度食べてみたら『マジかー! 何じゃこりゃーー!!』ってなって、これが病みつきなっちゃった
           んだよね、みんなには内緒だよ!」
梵天(板野)    :「また、スルー?? ふ-ん、それで最近お腹周りの肉を気にしていた訳? てか、その髪の毛どうし
           ちゃったの?」
大日如来(高み):「あっ、これ? 判る?」
梵天(板野)    :「それって肉髻(にっけい)じゃなく・・・チリ・チリ・パーマ?」
大日如来(高み):「いやー、それが昨日カツ丼を食べに行った時に、美味しさのあまり体をのけぞったらロウソクの炎が
           髪の毛に燃え移っちゃって、全面チリチリ状態になっちゃった訳! いやーー死ぬかと思ったよ」
梵天(板野)    :「あのぅー、私たち、死なないし!! 知っているでしょ!」
大日如来(高み):「見た目は肉髻と大して変わりないから、判らないと思っていたけどばれたか、いやーー」
梵天(板野)    :「誰が見たって判るでしょ、そんなおっちょこちょいなアナタが如来の最高位にいるのが不思議でなら
           ないし、毎日下界に行ってることがばれれば大日如来の位を降格されちゃうよ!」
大日如来(高み):「マジかー! いやー、そこんとこは、大目に見てくれないかなー、お願い!」
梵天(板野)    :「あたしは天の位だからこれ以上言えないけど、阿弥陀如来(大島)や釈迦如来(渡辺ま)、薬師如来
         (柏木)がどう言うかは分からないよー、それに観音菩薩(篠田)や弥勒菩薩(小嶋)も黙ってはいな
           いでしょう!」
大日如来(高み):「ふぇーーェ、やばいなーー」
梵天(板野)    :「えっ? 何? キャーー」
         ヒューーーーーー!!!
         (一陣の風が埃を舞い上げ、すばやい速さで通り過ぎて行った、汚れを気にしている梵天とは対照的にオ
           シャレには無頓着な大日如来はそれが何か見えたようだ)
大日如来(高み):「あれ? 韋駄天(指原)か・・・何処行くんだろう?」

3-2
阿弥陀如来(大島):「イヤーー! ハァーーー!! ハァーーーーー!!!」
釈迦如来(渡辺ま):「ヤびゃー! すごい! こんなの初めて!」
阿弥陀如来(大島):「ハァ、ハァ、ハァー」
釈迦如来(渡辺ま):「今、髪の毛が玉虫色になってましたよ、すごいですー」
阿弥陀如来(大島):「ハッ、ハァ、フゥーーー」
釈迦如来(渡辺ま):「それが、あの伝説の”スーパー如来”なんですね!」
阿弥陀如来(大島):「いやー、疲れたー、これやっちゃうと POWER が五割くらい増加するんだけどあんまり
            長続きしないし、変身が解けちゃうと POWER の回復に時間が掛かるからね、ハァ、
            過呼吸になっちゃいそう、フゥー」
釈迦如来(渡辺ま):「えぇ! 第一段階の”スーパー如来”を習得しちゃったんだー、いいなー」
薬師如来(柏木)  :「あら、あら、釈迦ったら何をスネているの」
釈迦如来(渡辺ま):「だって、阿弥陀が《仏の第一段階》の変身をやるんだもーん」
薬師如来(柏木)  :「まーぁ、それは凄いですね、流石は天界一位の阿弥陀さんですねぇ」
阿弥陀如来(大島):「いやー、訓練すれば釈迦だって直ぐ出来るようになるよ」
釈迦如来(渡辺ま):「本当っ?」
薬師如来(柏木)  :「そうね、釈迦ならそろそろ第一段階なら習得できるんじゃない」
釈迦如来(渡辺ま):「本当、本当に?」
薬師如来(柏木)  :「私たち如来が、《仏》になるには三段階の変身を習得しなければなれないと言われているから、
            釈迦も上を目指すなら始めちゃいなさいよ!」
釈迦如来(渡辺ま):「よっしゃ行くぞー! ファイヤー! サイバー! ジャージャー!」
阿弥陀如来(大島):「あっその時にね、足の開きはちょうど肩幅位で、お尻をプリンと上げて腕は下からすくい上げる
            ようにすると綺麗に決まるよ」
釈迦如来(渡辺ま):「こぅ、こうですか?」
阿弥陀如来(大島):「そうそう、うまいうまい、いいねぇー、やっぱり釈迦のお尻は、最高っ!」
薬師如来(柏木)  :「またー、阿弥陀さんの目線がオヤジになっていますよー」
阿弥陀如来(大島):「目線に関しては薬師には敵わないよ、あの片目を瞑るやつ、何だっけ『宇殷玖(ウインク)』か
            、下界の皆はあれでイチコロになっちゃうからなぁー」
薬師如来(柏木)  :「イヤ! イヤ! イヤッ! 意味が全然違うから!」
          (あいも変わらずアクションの大きい薬師如来である)
阿弥陀如来(大島):「よーし釈迦、そこで一気に POWER を放出して!」
釈迦如来(渡辺ま):「ァィヤーーーー!!!」
阿弥陀如来(大島):「もう少し、もう少し!」
釈迦如来(渡辺ま):「ィヤー ー ー ー ・ ・ ・ ヤびゃーーこれが限界! もうダメ!」
阿弥陀如来(大島):「あー、惜しかったな! もうちょっとだったのに」
釈迦如来(渡辺ま):「フェーー、疲れたーーーよぉ」
薬師如来(柏木)  :「釈迦、大丈夫? お薬作ってあげようか?」
釈迦如来(渡辺ま):「お薬、『頂麻友癒』(いただきまゆゆ)」
薬師如来(柏木)  :「ハイハイ、ちょっと待っててね」
           (薬師如来の作った薬をもらって飲んだ釈迦如来は直ぐにPOWERを回復したようだ)
釈迦如来(渡辺ま):「すごーい! やっぱっ、薬師の作る薬って効き目が速ーーい!!」
薬師如来(柏木)  :「ありがとーーぅ、褒められるとうれしいなぁ、ルンルンルン」
阿弥陀如来(大島):「でも、コツは掴んだんじゃないの」
釈迦如来(渡辺ま):「何となくだけど、また練習すれば近いうちに出来るような気がして来たから私、『頑張り麻友癒』」
阿弥陀如来(大島):「こいつー!」
           (何となく、釈迦を阿弥陀と薬師が取り合いをしているようにも見えてきた、そんな阿弥陀の右手が
           釈迦のお尻を触っているようにも見える)

3-3
弥勒菩薩(小嶋):「ちょっと、やーだ、観音(篠田)ったら、くすぐったいよー」
観音菩薩(篠田):「コチョコチョ、グリグリ、まいったか! こんニャロめ!」
弥勒菩薩(小嶋):「エーーン、ご免なさい、参りました!」
観音菩薩(篠田):「よっしゃ! これで私の五連勝!」
弥勒菩薩(小嶋):「アーン、また負けちゃったー」
観音菩薩(篠田):「ニャロは弱いんだよ」
弥勒菩薩(小嶋):「もうやだー、やーめた!」
観音菩薩(篠田):「ハイこれで”じゃんけん”と”くすぐりっこ”は私の勝ちと決まりました!」
         (思うように勝てない弥勒菩薩は話を観音菩薩の衣装にすり替えた)
弥勒菩薩(小嶋):「ねえねぇ! その天衣すごくカワイイんだけど、何処で手に入れたの、それに腕輪やネックレスも
          綺麗だし、私も欲しいなぁ」
観音菩薩(篠田):「内緒だよ! 実はこれ、下界で買ってきちゃった」
弥勒菩薩(小嶋):「えーん、下界に行ったのぉ、私も行ってみたいよぉー」
観音菩薩(篠田):「ごめんね、ニャロは下界に行けないんだもんね」
弥勒菩薩(小嶋):「そうだよ、私はこの兜率天で瞑想しながら五十六億七千万年後にこの世を救済しなくちゃいけない
           から、それまで下界に行けないんだから!」
観音菩薩(篠田):「そうだったよね、メンゴ!メンゴ!」
弥勒菩薩(小嶋):「でもそのアクセサリー高かったでしょう?」
観音菩薩(篠田):「あははっ、そこはこの観音の”力”の見せ所でしょう」
弥勒菩薩(小嶋):「えーー、まさかそこで”力”を使っちゃったのー? ばれても知らないよ!」
観音菩薩(篠田):「ほら、最近下界も不景気でお賽銭も少ないし、如何しても欲しいものもあったからついつい、ちょ
           っとやっちゃった」
弥勒菩薩(小嶋):「まさか本当に”変化”したの?」
観音菩薩(篠田):「たまたま下界に降りた時に、お馬さん達が走っているのが見えて『何やっているんだろう』と思っ
           たら、速い順に番号を当てるとお金が増えることが分かったから、ついつい馬頭観音に変化して
           みたら走る馬達の体調がよく分かって、その調子の良い番号から三つ並べて買ったら、これが大
           当たりの”万馬券”になって一瞬にしてセレブの生活になっちゃた」
弥勒菩薩(小嶋):「すごーい!」
観音菩薩(篠田):「これで好きなものが買えると思いお店に入ったら、たまたまセールでいっぱい良いものが売ってい
           たんだけど『お一人様二点限り』って書いてあったんだけど、周りは人でいっぱいだったから今
           度は千手観音に”変化”して、隙間から手だけを出して欲しいもを選んで、いっぱい買っちゃっ
           た! さすがにお店を出るときにばれるかなと思ったから、直ぐ ドロン しちゃった」
弥勒菩薩(小嶋):「あー、観音菩薩がそんな罰当たりな事をしちゃダメだよぉー」
観音菩薩(篠田):「だから、この 巻布 をあげるから内緒にしておいて、お願いっ!ニャロ様!弥勒菩薩様!お代官様
           !助けて下さいませ!」
弥勒菩薩(小嶋):「ふっふっふっ、越後屋、お主も悪じゃのう!」
観音菩薩(篠田):「いえいえ、お代官様にはとてもとても敵いませんです、ハイ」
弥勒菩薩(小嶋):「はっはっはっはっハァ!」
観音菩薩(篠田):「はっはっはっはっハァ!」
        (二人は時代劇にはまったかのように、声高らかに笑っている)
弥勒菩薩(小嶋):「ところで前から聞こうと思っていたんだけど、何で観音は私のこと『ニャロ』って呼ぶの?」
観音菩薩(篠田):「あれ、前に言わなかったっけ? 弥勒菩薩=みろく→ミリョク→ニャリョク→ニャリョ→ニャロ 
           になったんだよ」
弥勒菩薩(小嶋):「えーー、そうだったんだ知らなかった」
観音菩薩(篠田):「何回か言った記憶があるんだけど・・・」
弥勒菩薩(小嶋):「ねぇねぇ、ちょと疲れちゃったから、弥勒のオカリナが聞きたくなっちゃた」
観音菩薩(篠田):「お客さん、お値段高いですよー、この音色を聞けばアッという間に瞑想にふけれますし、なにしろ
           飛んでる小鳥が音を聞いただけで パタッ と落ちてしまいますから、よろしいですか」
弥勒菩薩(小嶋):「はい、お願いします」
        (観音菩薩は取り出したオカリナを吹き始めた、心地よい音が弥勒菩薩の心を静め徐々に瞑想に入って
          いった)
天神(仁藤)  :「すいませーーーん! 誰かいますかぁーーー!」
        (その大きな声に驚いた弥勒菩薩は目を覚まし、観音菩薩はオカリナを吹くのを止めてしまった)
弥勒菩薩(小嶋):「誰ー?」
天神(仁藤)  :「お久しぶりです、天神(仁藤)です、書き換えた看板をお持ちしました」
弥勒菩薩(小嶋):「あーー! 天神さんだ! 一千年振りだ! 元気だった?」
天神(仁藤)  :「はい、有難うございます、おかげ様で元気でやっていました」
弥勒菩薩(小嶋):「昔はよく須弥山で一万メートルのバンジーをやっていたよね」
天神(仁藤)  :「そんな昔の事をよく覚えていましたね、私はすっかり忘れていましたよ」
弥勒菩薩(小嶋):「ほら、増長天(峯岸)や韋駄天(指原)が『飛べなーい』って、よく泣いていたよね まあ最後に
           は増長天は飛んだけど、実は お漏らし しちゃってたよね」
天神(仁藤)  :「あー、『内緒だよ!』って、言ってましたね」
弥勒菩薩(小嶋):「でも最後まで韋駄天は飛ばなかったもんね、あの閻魔大王(野呂)でさえ飛んだのに、そうそう、
           そのときの閻魔ったら体重をサバ読んで申告するからロープが伸びて海の中に頭が浸かって海水
           を飲んで『何で? 何でアタシだけ??』って叫んでいたよね、あれは最高に笑っちゃった」
観音菩薩(篠田):「あれねー、あれはもう伝説だよね!」
弥勒菩薩(小嶋):「じゃ、今、舎殿の看板外してくるね、ちょっと待っててね」
         (弥勒菩薩が看板を外している間に、天神が新しい看板を持って来た)
弥勒菩薩(小嶋):「よいしょ、じゃぁこれ古い看板」
天神(仁藤)  :「あっ、有難うございます、頂きます、こちらが新しい看板になります」
弥勒菩薩(小嶋):「わーい、新しい看板だ!・・・ん・・ん・ん? 何か違っていない?」
観音菩薩(篠田):「えっ? えー? これ、”舎殿”が”殿舎”になってるジャン!」
天神(仁藤)  :「えっ? 本当ですか? 間違っていました? 申し訳ありません」
観音菩薩(篠田):「何やってんの! 間違いなんてありえないでしょう!」
天神(仁藤)  :「どうもすみません、直ぐ書き直して来ます」
観音菩薩(篠田):「書き直して来るったって、あなたの足じゃ早くても数ヶ月かかるでしょっ!  ニャロはもう看板外
           しちゃったし、このまま看板が無いなんて出来る訳ないでしょ! マジあり得ない!」
         (天界では一千年おきに看板の掛け替えが行われる、その文字を書くのが天神である、但し一度外した
          看板は再度掛ける事は出来ないとされている)
観音菩薩(篠田):「どうすんの!」
天神(仁藤)  :「ぇ・・・・・・」
観音菩薩(篠田):「何とか言いなさいよ!」
天神(仁藤)  :「・・・・・・・」
         (何故か普段の観音菩薩からは考えられないような形相で天神を睨みつけている、その右手には”力”
          で出した竹刀が握られている)
弥勒菩薩(小嶋):「ねえー観音、天神さんだってわざと間違えたんじゃ無いんだから、そんなに怒らないでいーよ、
          それよりこっちの方が今までより”語呂”が良いよ、ほら読んで! 私、これ気に入っちゃった!」
観音菩薩(篠田):「えっ、【智 殷 稚 允 殿 舎】?(ち・いん・ち・いん・でん・しゃ)」
弥勒菩薩(小嶋):「発音がちょっと違うよ、こう読んで!」
         (弥勒菩薩は大きな声で、叫んだ!)
弥勒菩薩(小嶋):「『チンチン電車ーーー!』  \(бвб)/」
観音菩薩(篠田):「・・・だめだこりゃ!」


                 第1部 『プロローグ』 完   

第2部がいつになるかは、未定です。

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